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歯並びが気になっているけれど、どの矯正方法を選べば良いのか分からず、一歩踏み出せずにいませんか?「インビザライン」という言葉はよく聞くけれど、一般的な「マウスピース矯正」と何が違うのか、その曖昧な情報に戸惑っている方も少なくないでしょう。
歯の矯正は、単に見た目を整えるだけでなく、自信を持って笑顔になれる未来への素晴らしい自己投資です。しかし、高額な費用と長い期間がかかるからこそ、「失敗したくない」という思いは当然のこと。
この記事では、インビザラインと他のマウスピース矯正の違いを、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説します。それぞれの特徴を正しく理解し、ご自身のライフスタイルや歯並びに最も合った、後悔のない矯正治療を選ぶための情報がここにあります。ぜひこの記事を読んで、理想の笑顔を手に入れるための第一歩を踏み出してください。
「マウスピース矯正」と「インビザライン」の関係とは?
まず、よく耳にする「マウスピース矯正」と「インビザライン」の関係性について整理しましょう。一般的に「マウスピース矯正」とは、透明なプラスチック製のマウスピース(専門用語では「アライナー」と呼びます)を、段階的に交換しながら歯を少しずつ動かしていく、矯正治療法全体の総称を指します。
一方、「インビザライン」は、そのマウスピース矯正という大きなカテゴリーの中にある、特定の製品名でありブランド名です。例えるならば、「スマートフォン」というデバイスの中に「iPhone」というブランドがあるように、マウスピース矯正という治療法の中に、インビザラインという世界的に広く普及しているブランドが存在すると考えると分かりやすいでしょう。インビザラインは、米国のアライン・テクノロジー社が提供しており、その独自の技術と豊富な実績で知られています。
【比較】インビザラインと一般的なマウスピース矯正の違い
ここからは、インビザラインと、それ以外の一般的なマウスピース矯正では、具体的に何が違うのかを掘り下げていきます。多くの方が気になる「対応できる歯並び(症例)」や「費用」、「治療計画の精度」などの観点から、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
対応できる歯並び(症例)の範囲
インビザラインと一般的なマウスピース矯正の、最も大きな違いの一つが「適応症例の範囲」です。まず、インビザラインは、前歯の軽微なズレから、奥歯の噛み合わせの改善、さらには抜歯が必要な複雑なケースまで、非常に幅広い歯並びの悩みに対応できるのが特徴です。これは、精密な3D技術と豊富な治療データに基づいて歯の動きをコントロールできるため、以前はワイヤー矯正でしか治療が難しいとされていた症例にも対応できるようになっています。
一方で、一般的なマウスピース矯正の多くは、インビザラインほど広範な症例に対応していません。例えば、前歯のすき間を閉じたい、軽度のガタつきを整えたいといった、比較的軽度な「部分矯正」に特化していることが多いです。全体的な噛み合わせの改善や、歯を大きく移動させる必要があるケースには、対応が難しい、あるいは治療に限界がある場合があります。
ご自身の歯並びの状態がどの程度まで対応可能か、まずは歯科医師の診断を受けることが大切です。インビザラインであれば、多くの方がマウスピース矯正の対象となり得ると考えて良いでしょう。
治療計画の精度とシミュレーション
インビザラインが提供する治療計画の精度は、その技術的な優位性を示す大きなポイントです。インビザライン治療では、まずiTero(アイテロ)などの3D光学スキャナーを用いて、患者さんの口腔内を精密にスキャンし、詳細な3Dデータを取得します。このデータと、全世界1400万人以上という圧倒的な治療実績から蓄積された膨大なデータを基に、独自のソフトウェアが一人ひとりの歯の動きを緻密に計算し、治療計画を立案します。
特に注目すべきは、「クリンチェック」と呼ばれる3Dシミュレーション機能です。この機能により、治療開始前に歯がどのように動き、最終的にどのような歯並びになるのかを、立体的な動画で具体的に確認できます。これにより、患者さんは治療のゴールを明確にイメージでき、歯科医師との間で治療の方向性を正確に共有できるため、治療への安心感と納得感が高まります。
一般的なマウスピース矯正の中には、インビザラインほど精密なシミュレーション機能が提供されないケースも存在します。手作業による型取りや、簡略化された計画システムを用いる場合があり、その結果、歯の動きが予測通りに進まなかったり、治療期間が延長したりする可能性も考えられます。治療の確実性を求めるのであれば、精密な治療計画とシミュレーションが提供されるインビザラインに軍配が上がると言えるでしょう。
費用相場
矯正治療を検討する上で、費用はやはり気になるポイントです。まず大前提として、矯正治療は基本的に自由診療であるため、クリニックや症例の難易度によって費用は大きく異なります。あくまで目安として参考にしてください。
インビザラインによる全体矯正の場合、費用相場は80万円~120万円程度となることが多いです。これは、高度な技術やシステム、そして豊富な治療実績に裏打ちされた精密な治療計画が提供されるためです。一方、一般的なマウスピース矯正は、部分矯正であれば20万円~60万円程度、全体矯正でも60万円~90万円程度と、インビザラインに比べて費用を抑えられる傾向にあります。
このように、費用だけを見ると一般的なマウスピース矯正の方が安価に思えるかもしれません。しかし、費用だけで判断するのではなく、治療の範囲や精度、対応できる症例、治療計画の確実性といった要素も考慮し、ご自身の希望と予算のバランスを見極めることが大切です。安さだけを追求して、結果的に満足のいく結果が得られなかったり、再治療が必要になったりするケースもゼロではありません。
治療期間と通院頻度
治療期間と通院頻度も、日々の生活への影響を考える上で重要な比較ポイントです。まず、治療期間については、個々の歯並びの状態や治療計画、使用するマウスピースの交換ペースなどによって大きく異なります。そのため、「何ヶ月で終わる」と一概に言うことはできませんが、全体矯正の場合は、一般的に1年半~3年程度の期間を要することが多いです。
次に通院頻度ですが、インビザラインは、治療開始時に全ての段階のマウスピースが作成されるため、自己管理がしっかり行われていれば、1.5ヶ月~3ヶ月に1回程度の通院で済むことが多いです。これは、仕事などで忙しく、頻繁な通院が難しい方にとって大きなメリットと言えるでしょう。数ヶ月に一度のチェックで済むため、ライフスタイルへの影響も最小限に抑えられます。
一般的なマウスピース矯正も、システムによっては通院頻度が少ない傾向にありますが、インビザラインほど全てのステップが事前にプログラムされているわけではない場合もあります。そのため、システムによってはインビザラインよりも通院頻度が多くなる可能性も考えられます。クリニックを選ぶ際には、ご自身の通院可能頻度と照らし合わせて、具体的なスケジュールを事前に確認しておくことをおすすめします。
歯型取りの方法と快適性
矯正治療の最初のステップである歯型取りは、治療への第一歩であり、その方法が患者さんの快適性に大きく影響します。従来の歯型取りは、粘土のような印象材を口いっぱいに含んで行うもので、嘔吐反射を誘発しやすく、独特の不快感を感じる方も少なくありませんでした。時間を要することもあり、患者さんにとっては少なからず負担の大きい作業でした。
それに対し、インビザライン治療では、iTero(アイテロ)などの3D光学スキャナーが標準的に用いられます。これは小型のカメラのような機器で口腔内をスキャンするだけで、短時間かつ非常に快適に、しかも非常に精度の高い歯型データを取得できます。印象材の不快感から解放されるだけでなく、スキャンデータはすぐにデジタル化されるため、より精密な治療計画に役立てられます。この快適性と精度の高さは、治療全体の質にも良い影響を与えます。
一般的なマウスピース矯正においても、3Dスキャナーを導入しているクリニックは増えていますが、インビザラインシステムとスキャナーはシームレスに連携しており、そのデータが直接治療計画に活かされる強みがあります。歯型取りの段階から快適さを求める方にとって、インビザラインは魅力的な選択肢と言えるでしょう。
なぜインビザラインは選ばれるのか?その特徴とメリット
インビザラインは他のマウスピース矯正と比べて費用が高い傾向にありますが、それでも多くの歯科医師や患者さんに選ばれるのには明確な理由があります。その背景にある、信頼性や対応力の高さを支える3つの大きなメリットをご紹介します。
世界中の膨大な治療データに基づいた信頼性の高い治療計画
インビザラインの最大の強みは、その信頼性の根幹にある膨大な治療データです。全世界で1400万人以上という圧倒的な治療実績から集められたビッグデータは、AI(人工知能)によって詳細に解析されます。このデータが、一人ひとりの歯の動きを予測し、最適な治療計画を立てるために活用されているのです。
これにより、治療の予測実現性が飛躍的に高まり、「計画通りに歯が動く」という再現性の高い治療が可能になります。高額な費用を払って矯正治療を受けるからには「失敗したくない」と誰もが思うものです。インビザラインは、科学的根拠に基づいた緻密な計画により、その不安を大きく軽減し、納得のいく治療結果へと導くことを目指しています。
抜歯が必要な複雑な症例にも対応できる適用範囲の広さ
かつて、マウスピース矯正は軽度の症例にしか適用できないというイメージがありました。しかし、インビザラインは技術の進歩により、その適用範囲を大きく広げています。歯の表面に装着する「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起や、顎間ゴム(顎の上下にかけるゴム)などを併用することで、歯を三次元的に、より精密にコントロールすることが可能になりました。
これにより、以前はワイヤー矯正でしか対応が難しいとされていた、抜歯を伴うような複雑な症例や、歯を大きく動かす必要がある難症例にもインビザラインで対応できるようになりました。「自分の歯並びではマウスピース矯正は無理かも」と諦めていた方でも、インビザラインであれば治療の選択肢となりうる可能性が高いため、一度歯科医師に相談してみることをおすすめします。
治療前にゴールが見える3Dシミュレーションで安心
矯正治療は費用も時間もかかるため、「本当にきれいになるのか」「最終的にどうなるのか」という不安を感じる方は少なくありません。インビザラインでは、「クリンチェック」と呼ばれる高精度な3Dシミュレーションにより、治療開始前に治療後の美しい歯並びや理想の笑顔を動画で具体的に確認できます。
この3Dシミュレーションは、高額な費用と長い時間をかける治療への不安を和らげるだけでなく、治療へのモチベーションを維持する上でも非常に大きな役割を果たします。治療のゴールが明確に可視化されることで、歯科医師とのコミュニケーションも円滑になり、患者さん自身が納得して治療に臨めるという精神的なメリットも得られます。先の見えないものに投資することへの不安を抱える方にとって、この「見える化」は大きな安心感につながるでしょう。
一般的なマウスピース矯正のメリットと注意点
インビザラインが優れた治療法である一方、他のマウスピース矯正にも魅力的な点があります。特に費用や手軽さを重視する場合、有力な選択肢となり得ます。ここでは、そのメリットと、選ぶ際に知っておくべき注意点を解説します。
メリット:費用を抑えやすく、気になる部分だけ矯正できる
一般的なマウスピース矯正の最大のメリットは、費用を抑えながら、気になる部分だけを矯正できる点にあります。特に「全体的な噛み合わせには問題ないものの、前歯の少しのすき間やガタつきが気になる」といった軽度な歯並びの悩みに対応する「部分矯正」に強みを発揮します。
部分矯正の場合、治療範囲が限られるため、インビザラインの全体矯正と比較して大幅に費用を抑えられるケースが多く見られます。また、治療期間も数ヶ月程度で完了するプランが豊富にあり、結婚式や就職活動といった特定のイベントに向けて、短期間で手軽に見た目を整えたい方にとっては非常に魅力的な選択肢となります。
注意点:対応できない症例や治療の精度に限界がある場合も
一般的なマウスピース矯正にはメリットがある一方で、いくつか注意すべき点もあります。まず、インビザラインと比べると、適応できる症例の範囲が限られることが多いです。奥歯の噛み合わせに大きな問題がある場合や、歯を大きく動かす必要がある複雑な症例では、対応が難しい場合があります。無理に部分矯正で済ませようとすると、期待通りの結果が得られなかったり、かえって噛み合わせが悪くなったりするリスクも考えられます。
また、治療計画のシステムや技術がインビザラインほど確立されていない場合、歯の動きがシミュレーション通りに進まなかったり、治療の精度に限界があったりする可能性もゼロではありません。費用が安いという理由だけで安易に治療法を選ぶのではなく、自分の歯並びの状況がその治療法で本当に改善できるのか、そして長期的な機能性や審美性も考慮した上で、信頼できる歯科医師にしっかりと診断してもらうことが非常に重要です。
【ケース別】あなたに合うのはどっち?選び方のポイント
ここまでの情報を踏まえて、どのような人がどちらの治療法に向いているのか、具体的なケース別に見ていきましょう。ご自身の希望やライフスタイルと照らし合わせながら、最適な選択肢を見つけるための参考にしてください。
歯並び全体をしっかり治したいなら「インビザライン」
見た目の美しさだけでなく、奥歯の噛み合わせを含めて根本的に歯並びを改善したいとお考えの方や、過去に抜歯が必要だと診断された経験があるなど、ご自身の歯並びが複雑だと感じている方には、対応範囲が広く治療計画の精度が高いインビザラインが適しています。インビザラインは、全世界で1400万人以上の治療実績データに基づいた緻密な計画により、幅広い症例に対応できるのが特徴です。
長期的な健康や機能性も考慮した「質の高い治療」を求める方、確実性を重視し、矯正を将来への「自己投資」と捉える方にとって、インビザラインは最も推奨される選択肢となるでしょう。
前歯だけなど、部分的に手軽に始めたいなら「一般的なマウスピース矯正」も選択肢
全体の噛み合わせには大きな問題はないものの、前歯のすき間や少しのガタつきだけが気になる方や、とにかく費用を抑えたい方、あるいは結婚式などのイベントに向けて短期間で見た目を整えたい方には、一般的なマウスピース矯正、特に部分矯正が有力な選択肢となります。費用が比較的安価で、治療期間も数ヶ月程度と短いプランが多いのが特徴です。
しかし、ご自身の判断だけで「部分矯正で十分」と決めつけるのは禁物です。本当に部分矯正で満足のいく結果が得られるのか、また後々問題が起きないかなどを、必ず信頼できる歯科医師に診断してもらうことが非常に重要です。
矯正中の見た目や快適性を何より重視する人
仕事柄人前に出る機会が多く、治療中の見た目を非常に気にされる方にとって、マウスピース矯正は非常に魅力的な選択肢です。インビザラインも一般的なマウスピース矯正も、どちらも透明な素材でできており、装着していても目立ちにくいという大きなメリットを共有しています。また、ご自身で取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に装置を外すことができ、日常生活への影響が少ない点も共通の利点です。
より細かな快適性を追求するならば、インビザラインのマウスピースは薄く滑らかな素材でフィット感が高く、違和感が少ないという声も聞かれます。また、歯型取りも従来の粘土のような印象材ではなく、3D光学スキャナーで行うため、嘔吐反射のある方でも快適に受けられるという点も、治療全体の快適性を高める考慮材料となるでしょう。
自己管理に自信がない人はワイヤー矯正も視野に
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着時間を患者さん自身が守ることが治療成功の大前提となります。食事や歯磨きの時以外は常に装着し続けるという自己管理能力が求められるため、もし「つい外しっぱなしにしてしまいそう」「食事のたびに着脱するのが面倒に感じて、ルールを守りきれないかもしれない」といった不安がある方は、別の矯正方法も視野に入れることをおすすめします。
ご自身で取り外せない固定式のワイヤー矯正の方が、結果的に確実な治療につながる可能性があります。最適な治療法は、歯並びの状態だけでなく、個人の性格やライフスタイルにも大きく左右されます。ご自身の生活習慣を振り返り、無理なく続けられる方法を選ぶことが、後悔のない矯正治療への第一歩となるでしょう。
マウスピース矯正で失敗しないために知っておくべき3つのこと
理想の矯正方法を選んだとしても、治療中の過ごし方やその後のケアを怠ると、満足のいく結果が得られないことがあります。マウスピース矯正で後悔しないために、絶対に知っておくべき3つの重要なポイントを解説します。
1. 装着時間を守るなどの自己管理が治療結果を左右する
マウスピース矯正は、治療の成功が患者様ご自身の自己管理に大きく左右される治療法です。特に重要なのが、マウスピース(アライナー)の装着時間を守ることでしょう。一般的に、1日20~22時間の装着が推奨されており、食事と歯磨きの時以外は常に装着している意識が不可欠となります。
もしこの推奨装着時間を守れなかった場合、歯は計画通りに動かず、治療期間が延びてしまう可能性があります。場合によっては、次のステップのマウスピースが歯に合わなくなり、追加のマウスピースを再作製する必要が生じることもあります。その結果、予定外の費用が発生したり、治療が長期化したりと、時間的・経済的な負担が増えることにもつながりかねません。
マウスピース矯正を検討する際は、ご自身のライフスタイルの中で、この装着時間を継続して守れるかどうかをしっかりと見極めることが大切です。規則正しい生活を送る習慣がある方は成功しやすい傾向にありますが、不規則な生活や外出が多い方は、事前にクリニックとよく相談し、具体的な対策を立てておくことをおすすめします。
2. 治療後の後戻りを防ぐ「保定期間」の重要性
矯正治療は、歯並びがきれいになったら終わりではありません。多くの患者様が見落としがちですが、治療後に非常に重要なのが「保定期間」です。歯は、矯正によって動かした後も、元の位置に戻ろうとする「後戻り」という性質を持っています。これは、歯の周りの骨や歯茎が新しい位置に完全に安定するまでに時間が必要だからです。
この後戻りを防ぎ、整った歯並びをしっかりと定着させるために、矯正装置を外した後には「リテーナー(保定装置)」と呼ばれる装置を装着する期間が必須となります。リテーナーには、取り外しが可能なタイプや、歯の裏側に固定するタイプなど様々な種類があり、歯科医師が患者様の状態に合わせて最適なものを提案します。
せっかく長い時間と費用をかけて得た美しい歯並びも、この保定を怠ってしまうと、残念ながら後戻りしてしまい台無しになるリスクがあります。保定期間は、治療期間と同じくらい、あるいはそれ以上に大切であると認識し、治療の一部として真剣に取り組むことが、理想の歯並びを長く維持するための鍵となります。
3. 最も重要!信頼できる歯科医師・クリニックの選び方
インビザラインも他のマウスピース矯正も、あくまで治療の「道具」です。その道具をいかに使いこなし、最適な治療結果を導き出すかは、担当する歯科医師の知識と技術、経験にかかっています。ここでは、信頼できるパートナーとなる歯科医師やクリニックを見極めるための、具体的なチェックポイントを紹介します。
矯正治療の経験・症例数が豊富か
歯科医師の経験と実績は、矯正治療の成否を大きく左右する重要な要素です。特にインビザラインのような精密な治療では、同じシステムを使用していても、歯科医師の技量によって治療結果に差が出ることがあります。インビザライン社の公式サイトでは、歯科医師の年間症例数に応じた「プロバイダーランク(ダイヤモンド、プラチナなど)」が公開されており、これはクリニック選びのひとつの目安になります。
また、クリニックのウェブサイトに掲載されている症例写真の数や質も確認しましょう。ご自身の歯並びと似たような症例がどれくらいあり、どのように改善されているかを見ることで、そのクリニックの得意分野や治療のレベルを推測できます。経験豊富な歯科医師は、様々な状況に対応できる引き出しが多く、予期せぬトラブルにも適切に対処してくれるでしょう。
精密検査と丁寧なカウンセリングがあるか
適切な矯正治療を行うためには、治療前の精密な診断が不可欠です。安易に治療を急がせるのではなく、レントゲン(セファロ分析)やCT、口腔内写真、3Dスキャナーなどを用いて、患者様の口腔内を詳細に分析するクリニックを選びましょう。これらのデータに基づいて、個々の歯や顎の状態を正確に把握し、治療計画を立てているかどうかを確認することが重要です。
また、カウンセリングの質もクリニック選びの大きなポイントです。患者様の悩みや希望、不安をじっくりと聞き出し、専門用語を避けながら分かりやすく説明してくれるか、質問に対して丁寧に対応してくれるかなど、医師やスタッフの姿勢をよく観察してください。治療に関する疑問や不安を解消し、納得した上で治療を始められるような、信頼できるコミュニケーションが取れるクリニックを選ぶことが大切です。
複数の選択肢をメリット・デメリットと共に提示してくれるか
信頼できるクリニックは、特定の治療法だけを一方的に勧めることはありません。患者様の歯並びの状態や骨格、ライフスタイル、そして治療への価値観を総合的に考慮し、インビザラインだけでなく、ワイヤー矯正や他のマウスピース矯正など、複数の治療法の選択肢を提示してくれるはずです。
さらに、それぞれの治療法について、メリットだけでなく、デメリットやリスク、費用や期間の違いなどを公平に説明してくれるかどうかも重要な判断材料です。患者様自身がそれぞれの選択肢を比較検討し、納得して最適な方法を選べるようにサポートしてくれるクリニックこそが、長期的な信頼関係を築けるパートナーと言えるでしょう。
インビザラインとマウスピース矯正に関するよくある質問(FAQ)
最後に、インビザラインやマウスピース矯正について、多くの方が疑問に思う点についてQ&A形式でお答えします。
Q1. 痛みはありますか?
マウスピース矯正は「全く痛くない」と断言できるものではありませんが、ワイヤー矯正と比較すると痛みは少ない傾向にあります。新しいマウスピースに交換した直後の2~3日間は、歯が動くことによる締め付けられるような感覚や、圧迫感を覚えることがあります。これは、歯が計画通りに動いている証拠であり、一時的なもので通常は数日で慣れる方がほとんどです。
痛みの感じ方には個人差がありますが、日常生活に支障をきたすほどの強い痛みが生じることは稀です。もし痛みが続くようであれば、マウスピースが適切に装着できていない、または治療計画に何らかの調整が必要な可能性もあるため、早めに担当の歯科医師に相談してください。
Q2. 治療中の食事に制限はありますか?
マウスピース矯正の大きなメリットの一つとして、食事の際にマウスピースを取り外せるため、基本的に食事内容に制限はありません。ワイヤー矯正のように食べ物が装置に絡まったり、硬いものが食べられなくなったりする不便さがないため、普段通りのお食事を楽しめます。
ただし、食事の際は必ずマウスピースを取り外してください。また、食後は必ず歯磨きを行い、口腔内を清潔にしてからマウスピースを再装着することが非常に重要です。マウスピースを装着したまま糖分を含む飲み物や色の濃い飲み物(ジュース、コーヒー、紅茶など)を飲むと、虫歯の原因になったり、マウスピースの着色につながったりするため避けるようにしましょう。熱い飲み物もマウスピースの変形につながる可能性があるため、注意が必要です。
Q3. 医療費控除の対象になりますか?
矯正治療の費用が医療費控除の対象となるかどうかは、その目的によって異なります。単に歯並びをきれいにしたいという「審美目的」の矯正治療は、原則として医療費控除の対象外です。
しかし、噛み合わせが悪く、咀嚼機能に問題がある場合や、将来の虫歯・歯周病予防など、歯科医師が「機能的な問題の改善を目的とした治療」であると診断した場合は、医療費控除の対象となる可能性があります。最終的な判断は所轄の税務署が行いますので、矯正治療を検討する際は、カウンセリング時にクリニックに医療費控除の対象となるか確認し、詳細については最寄りの税務署に問い合わせることをおすすめします。
まとめ:違いを正しく理解し、納得できる矯正治療を選ぼう
インビザラインと一般的なマウスピース矯正には、それぞれに特有のメリットとデメリットがあります。どちらか一方が絶対的に優れているというわけではなく、大切なのはご自身の状況に最も適した治療法を見つけることです。これまでの情報を参考に、ご自身の歯並びの状態、治療にかけられる予算、現在のライフスタイル、そして治療を通じて何を最も重視したいのかを明確にしてみてください。
納得のいく矯正治療を選ぶためには、これらの自己分析とともに、信頼できる歯科医師との出会いと十分なカウンセリングが不可欠です。ご自身の希望をしっかりと伝え、複数の選択肢のメリット・デメリットを丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶことが成功への第一歩となります。この情報が、あなたが自信を持って笑顔になれる未来への、前向きな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
監修者
菅野 友太郎 | Yutaro Kanno
国立東北大学卒業後、都内の医療法人と石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)に勤務。
2018年大森沢田通り歯科・予防クリニックを開業、2025年 東京銀座A CLINIC デンタル 理事長に就任し現在に至る。
【所属】
・5-D Japan 会員
・日本臨床歯周病学会 会員
・OJ(Osseointegration study club of Japan) 会員
・静岡県口腔インプラント研究会 会員
・日本臨床補綴学会 会員
・日本デジタル歯科学会 会員
・SPIS(Shizuoka Perio implant Study) 会員
・TISS(Tohoku implant study society) 主催
【略歴】
・2010年 国立東北大学 卒業
・2010年 都内医療法人 勤務
・2013年 石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)勤務
・2018年 大森沢田通り歯科・予防クリニック 開業
・2025年 東京銀座A CLINIC デンタル 理事長 就任
銀座駅徒歩3分・東銀座駅徒歩10秒の矯正歯科・審美歯科
『東京銀座A CLINIC デンタル』
住所:東京都中央区銀座5丁目13-19 デュープレックス銀座タワー5/13 12階
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