ページの上部へ

BLOG ブログ

ホーム

ブログ

2025.10.18

インプラント治療前に知っておきたい!安心と成功のための5つのポイント

インプラント治療前に知っておきたい!安心と成功のための5つのポイント

銀座駅徒歩3分・東銀座駅徒歩10秒の歯医者・審美歯科「東京銀座A CLINIC デンタル」です。

歯を失ってしまい、もう一度自分の歯のように食事や会話を楽しみたいとお考えの方にとって、インプラント治療は非常に魅力的な選択肢です。しかし、治療にかかる費用や期間、手術への不安から、なかなか踏み出せないという方も少なくありません。

このコラムでは、インプラント治療を検討している方が安心して治療に臨めるよう、知っておくべき重要なポイントを5つに分けてご紹介します。インプラント治療の基本的なことから、信頼できる歯科医院の選び方、治療後のメンテナンスまで、治療の成功と長期的な安定につながる情報をわかりやすく解説します。

インプラントが失われた歯の機能と美しい見た目を取り戻すための、有力な選択肢であることを理解し、納得のいく治療へ一歩踏み出すきっかけにしていただければ幸いです。

ポイント1:インプラント治療とは?基本を理解する

インプラント治療を検討されている方にとって、この治療がどのようなものなのか、不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、インプラント治療の基本的な知識について分かりやすくご紹介します。

インプラントの構造や、これまで主流であったブリッジや入れ歯といった治療法との違い、そしてインプラント治療のメリット・デメリットを詳しく掘り下げていきます。インプラントとは何かという根本的な疑問を解決し、ご自身にとって最適な選択をするための一助となれば幸いです。

インプラントの構造とブリッジ・入れ歯との違い

インプラント治療は、失われた歯の機能と見た目を取り戻すための方法の一つです。インプラントは大きく分けて3つの部分で構成されています。まず、顎の骨に埋め込む「インプラント体」と呼ばれる人工の歯根があります。これはチタン製のねじのような形をしており、骨としっかりと結合することで、天然の歯の根と同じような役割を果たします。次に、このインプラント体と人工の歯をつなぐ「アバットメント」という連結部分があります。そして、一番上に装着されるのが、セラミックなどで作られた「上部構造」と呼ばれる人工の歯です。

従来の治療法であるブリッジや入れ歯と比べると、インプラントの構造には大きな違いがあります。ブリッジは、失った歯の両隣にある健康な歯を削り、橋渡しをするように人工の歯を被せる方法です。健康な歯を削る必要があるため、隣接する歯に負担をかけてしまうことがあります。一方、入れ歯は取り外しが可能で、残っている歯や歯茎に支えを求めるため、安定性に欠けたり、異物感があったりするという声も聞かれます。

それに対してインプラントは、顎の骨に直接固定されるため、まるでご自身の歯のようにしっかりと噛むことができ、見た目も非常に自然です。また、ブリッジのように健康な歯を削る必要がなく、入れ歯のように毎日取り外して洗浄する手間もありません。インプラントが自立していることで、残っている歯に余計な負担をかけることなく、長期的に口腔全体の健康を保つことができるという大きな利点があります。

インプラント治療のメリット・デメリット

インプラント治療を検討する際、そのメリットとデメリットを理解しておくことは非常に重要です。まず、大きなメリットとして挙げられるのは、「自分の歯のようにしっかり噛める」ことです。顎の骨に固定されるため安定性が高く、硬いものや弾力のあるものでも、ほとんど違和感なく食事が楽しめます。また、「見た目が自然で美しい」という点も大きな魅力です。セラミック製の人工歯は、周りの歯の色や形に合わせて作製するため、見た目にはインプラントであるとほとんど気づかれません。さらに、ブリッジのように「隣の健康な歯を削る必要がない」ため、残っている歯を傷つけることなく温存できることもメリットです。

一方で、インプラント治療にはデメリットもあります。最も大きな点は、「外科手術が必要である」という部分です。顎の骨にインプラント体を埋め込むため、小規模ながらも手術が必要となり、全身の状態によっては治療が受けられないケースもあります。また、インプラントと骨が結合するまでの「治療期間が比較的長い」ことも特徴です。個人差はありますが、治療開始から人工歯が入るまでに数ヶ月かかることが一般的です。さらに、インプラント治療は保険適用外の「自由診療のため費用が高額になる傾向がある」点も考慮が必要です。

このように、インプラント治療には多くの利点がある一方で、手術や費用、治療期間といった側面で注意すべき点も存在します。これらのメリットとデメリットを総合的に理解した上で、ご自身の状況や希望に合わせた最適な選択をすることが、治療の成功と満足度につながるでしょう。

ポイント2:治療の成功を左右する!信頼できる歯科医院の選び方

インプラント治療を検討する際、多くの方が治療の技術や費用について心配されるのではないでしょうか。インプラント治療の成否は、歯科医師の技術力だけでなく、患者様一人ひとりに寄り添った信頼できる歯科医院を選ぶことによって大きく左右されます。

安心してインプラント治療を任せられる歯科医院を見つけるために、特に注目すべき具体的なチェックポイントを詳しくご紹介します。

歯科医師の経験や専門性を確認する

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科手術を伴うため、歯科治療の中でも特に高度な技術と専門知識が求められます。そのため、歯科医師の経験や専門性は、治療の成功を左右する非常に重要な要素となります。

具体的には、インプラント治療の症例数が豊富であるか、そして長年の治療経験があるかを確認することをおすすめします。多くの症例を経験している医師は、さまざまな口腔内の状態やトラブルに対応する知識と技術を培っているため、より安全で確実な治療が期待できます。

また、日本口腔インプラント学会のような専門学会に所属しているか、あるいは専門医や指導医といった資格を有しているかも、客観的な判断基準となります。これらの資格は、インプラント治療に関する深い知識と豊富な経験を持つ医師に与えられるものです。歯科医院のウェブサイトや、初回のカウンセリング時に、これらの点について確認してみましょう。

カウンセリングの丁寧さと治療計画の明確さ

インプラント治療は、患者様にとって大きな決断となるため、初回のカウンセリングは歯科医師との信頼関係を築く上で非常に重要です。信頼できる歯科医院は、患者様のお悩みや希望を時間をかけて丁寧にヒアリングし、不安な点や疑問にもしっかりと耳を傾けてくれます。

また、患者様の口腔内の状態を正確に把握するために、歯科用CTなどの精密検査をきちんと行い、その結果に基づいて具体的で分かりやすい治療計画を提示してくれるかどうかも重要な判断基準です。治療のプロセス、使用するインプラントの種類、費用、治療期間などについて、一つ一つ丁寧に説明があるかを確認しましょう。治療のメリットだけでなく、起こりうるリスクやデメリットについても隠さずに説明してくれる姿勢は、歯科医院が患者様に対して誠実であることの証拠と言えます。

複数の治療選択肢がある場合は、それぞれの方法についてメリットとデメリットを比較検討できるように説明してくれるかもポイントです。患者様が十分に納得した上で治療を選択できるよう、丁寧な情報提供とコミュニケーションを重視する歯科医院を選びましょう。

衛生管理体制と設備の充実度

インプラント手術は外科処置であるため、院内での衛生管理が徹底されていることは非常に重要です。手術の際に細菌感染のリスクを最小限に抑えるため、手術室の清潔さや、使用する器具の滅菌・消毒システムが適切に運用されているかを確認することが大切です。

具体的には、高圧蒸気滅菌器などの専門的な滅菌機器が導入されているか、手袋やマスク、ガウンなどのディスポーザブル(使い捨て)製品が適切に使用されているかなどがチェックポイントとなります。これらの衛生管理体制が整っていることは、患者様が安心して治療を受けられるための基本的な条件です。

また、安全で正確な手術を行うためには、設備が整っていることも医院選びの基準となります。例えば、歯科用CTスキャンは、顎の骨の構造や神経・血管の位置を立体的に把握するために不可欠な設備です。これにより、より正確な診断と治療計画の立案が可能になり、手術のリスクを軽減できます。さらに、インプラント埋入のシミュレーションソフトなど、先進的な設備を導入している歯科医院は、より精密で安全な治療を提供できる傾向にあります。

治療費用と保証制度の透明性

インプラント治療は自由診療のため、費用が高額になる傾向があり、患者様にとって費用の不安は大きいものです。そのため、治療費用に関する透明性が非常に重要になります。信頼できる歯科医院は、治療にかかる「総額でいくらになるのか」を明確に提示してくれるはずです。

提示された見積もりには、カウンセリング料、精密検査料、手術料、インプラント体やアバットメント、上部構造(人工歯)の費用、そして術後のメンテナンス料などがどこまで含まれているのかを具体的に確認する必要があります。後から追加費用が発生して困ることがないよう、費用の内訳について詳しく説明を求めましょう。

また、万が一のトラブルに備えた「保証制度」の有無とその内容も、長期的な安心につながる重要な要素です。インプラント体や上部構造に不具合が生じた場合の保証期間や、保証の対象となる範囲について、事前に確認しておくことをおすすめします。保証制度がしっかりとしている歯科医院を選ぶことで、治療後の予期せぬ出費や不安を軽減できます。

ポイント3:インプラント治療全体の流れと期間

インプラント治療は、失われた歯の機能と見た目を取り戻すための有効な選択肢ですが、治療にはいくつかの段階があり、ある程度の期間を要します。治療全体の流れや、各段階でどのような処置が行われるのかを事前に理解しておくことは、治療への漠然とした不安を軽減し、安心して治療に臨むために非常に重要です。ここでは、インプラント治療がどのようなステップで進められ、どのくらいの期間が必要になるのか、その全体像を詳しくご説明します。

初診相談から手術、歯の装着までのステップ

インプラント治療は、綿密な計画と複数のステップを経て行われます。まず「初診相談・カウンセリング」では、患者さんの口腔内の状態や全身の健康状態を詳しく確認し、インプラント治療が適切かどうかを判断します。患者さんのご希望や治療に関する疑問なども、この段階でじっくりと伺います。

次に「精密検査と治療計画の立案」です。歯科用CTスキャンなどを用いて顎の骨の量や質、神経や血管の位置などを正確に把握します。この詳細な情報に基づいて、インプラントを埋入する位置や角度、本数などを決定し、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を立てます。この際、治療のメリットやデメリット、費用についても詳しくご説明します。

そして、いよいよインプラント体を顎の骨に埋め込む「一次手術」が行われます。これは、歯の根の代わりとなるインプラント体を顎の骨に埋入する外科処置です。手術後には、インプラント体と骨が結合するまでの「治癒期間」を設けます。この期間は個人差がありますが、一般的に約3ヶ月かかります。骨の結合が確認されたら、必要に応じてインプラントと人工歯をつなぐアバットメントを装着する「二次手術」を行う場合があります。最終的に、お口の型を取り、患者さんに合う「上部構造(人工歯)」を製作して装着し、治療は完了します。

治療にかかる期間の目安と治癒期間

インプラント治療の全期間は、患者さんの口腔内の状態や選択される治療法、治癒能力によって大きく異なりますが、一般的には数ヶ月から一年程度を要することが多いです。特に重要なのが、インプラント体と顎の骨がしっかりと結合するための「治癒期間」です。この骨との結合を「オッセオインテグレーション」と呼び、インプラントが安定して機能するためには欠かせないプロセスです。この治癒期間は、多くの場合、約3ヶ月程度が必要とされます。

骨の量が不足している場合など、患者さんの状態によっては、インプラント埋入前に骨を増やすための「骨造成術(GBR法など)」が必要になることがあります。この場合、骨造成のための治癒期間が追加で必要となるため、全体の治療期間はさらに長くなることがあります。これらの期間は、あくまで一般的な目安であり、患者さんの状態や体質によって変動するため、担当の歯科医師から具体的な治療スケジュールと期間について十分に説明を受けることが大切です。

治療期間中は、仮の歯で日常生活を送れるよう配慮されることも多く、見た目や食事の面で大きな支障が出ないように工夫されます。治療のステップと期間を理解し、歯科医師とよく相談しながら計画的に進めていくことが、安心してインプラント治療を受けるための鍵となります。

ポイント4:手術前後の注意点!自分でできる準備とケア

インプラント治療を成功させるためには、歯科医院の技術力はもちろん重要ですが、患者さんご自身の治療前の準備や、手術後の適切なケアも非常に大切です。万全の体調で手術に臨み、術後の回復をスムーズに進めるために、ご自身でどのようなことができるのか、具体的に見ていきましょう。

手術前に歯科医師に必ず伝えるべきこと(持病・服用中の薬)

インプラント治療を安全に進めるためには、患者さんの現在の健康状態を正確に歯科医師へ伝えることが不可欠です。特に、高血圧や糖尿病、心臓病などの持病がある場合や、骨粗しょう症の治療薬、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)など、現在服用している全てのお薬については、必ず事前に申告してください。

これらの情報は、手術中の出血リスクの管理や、術後の傷の治り方に直接影響するため、歯科医師が適切な治療計画を立てる上で非常に重要となります。正直に健康状態を伝えることは、ご自身の安全を守り、治療を成功に導くための第一歩となります。

手術前日・当日の過ごし方

手術に向けて体調を整えるために、手術前日と当日の過ごし方も大切です。前日は、十分な睡眠を取り、飲酒や激しい運動は避けてください。喫煙も控えるようにしましょう。

手術当日は、指示がなければ早めに食事を済ませておきましょう。化粧やネイルは控え、アクセサリー類も外してください。また、手術後は運転を避ける必要があるため、ご自身での運転はせず、公共交通機関を利用するか、ご家族や友人に送迎をお願いするようにしましょう。来院前には、普段通り歯磨きをきちんと済ませてください。ただし、歯ぐきを傷つけるような力強いブラッシングは避けてください。

手術後の痛み・腫れへの対処法と食事の注意点

手術後には、痛みや腫れが生じることがあります。痛みに対しては、歯科医師から処方された鎮痛剤を指示通りに服用してください。腫れや内出血が見られる場合は、清潔なタオルを冷水で湿らせて軽く当てることで、症状の緩和が期待できます。

食事については、手術部分に刺激を与えないよう、硬いものや香辛料の強いものは避け、おかゆやスープ、ゼリーのような軟らかいものを選ぶようにしましょう。熱すぎるものや冷たすぎるものも、術部への刺激となることがあるので注意が必要です。また、手術後2~3日間は激しい運動を避け、血行が良くなるような長時間の入浴や飲酒、喫煙も少なくとも2週間程度は控えることが大切です。

手術直後は、頻繁なうがいは避け、もし出血が気になる場合は、清潔なガーゼを軽く噛んで止血を試みてください。インプラントが骨と結合するまでの約3ヶ月間は、デリケートな期間です。この期間に不適切な刺激や圧力がかかると、骨の結合に悪影響を与える可能性があります。もし、手術後に強い痛みや異常な症状が続いたり、気になることがあったりする場合は、速やかに歯科医院に連絡してください。

ポイント5:インプラントを長持ちさせるためのメンテナンス

インプラント治療が成功し、新しい歯が機能するようになった後も、その状態を長く維持するためには、継続的なメンテナンスが欠かせません。インプラントは非常に高価な治療ですので、その効果を最大限に生かし、快適な口腔環境を長く保つためには、適切なメンテナンスが不可欠です。このセクションでは、なぜメンテナンスが重要なのか、そしてどのような具体的なケアが必要なのかについて詳しく解説していきます。

なぜ定期メンテナンスが重要なのか?インプラント周囲炎のリスク

インプラントに定期的なメンテナンスが必要な一番の理由は、「インプラント周囲炎」という病気を防ぐためです。インプラント自体は人工物なので虫歯になることはありませんが、インプラントを支える歯ぐきや骨は、天然の歯周病とよく似た炎症を起こす可能性があります。これがインプラント周囲炎と呼ばれるものです。歯周病と同じように、適切なケアを怠ると細菌が繁殖し、歯ぐきの炎症から始まり、最終的にはインプラントを支える骨が溶けてしまうことがあります。

インプラント周囲炎が進行すると、インプラントがぐらついたり、最悪の場合は抜け落ちてしまったりするリスクがあります。せっかく治療したインプラントを失うことにならないよう、このインプラント周囲炎を未然に防ぐこと、あるいは早期に発見して対処することが非常に重要になります。適切なメンテナンスを続けることで、インプラントを長期間安定して使い続けることができるのです。

実際、適切なメンテナンスを定期的に行っている場合、インプラントは10年から20年後も95%から98%という高い確率で機能しているというデータがあります。この数字からも、メンテナンスがインプラントの長期的な成功において、いかに重要な鍵を握っているかがお分かりいただけるでしょう。

自宅でできる毎日のセルフケア

インプラントを長持ちさせるためには、歯科医院での専門的なケアだけでなく、ご自身で毎日行うセルフケアが非常に重要です。天然の歯と比べて、インプラントの周りは細菌がたまりやすいため、特に丁寧な清掃が求められます。基本的な歯磨きはもちろんのこと、インプラント特有の清掃ポイントを押さえることが大切です。

通常の歯ブラシに加えて、歯間ブラシやタフトブラシ、デンタルフロスなどの補助的な清掃用具を積極的に活用しましょう。歯間ブラシはインプラントと天然歯の間、またはインプラント同士の間の隙間を清掃するのに役立ちます。タフトブラシは、インプラントの根本や、複雑な形状の上部構造の境目など、普通の歯ブラシでは届きにくい部分の汚れをかき出すのに効果的です。また、デンタルフロスは、インプラント周囲の歯肉とインプラントの間のプラークを除去するのに使います。

これらの清掃用具の使い方は、歯科医院で指導を受けることができます。毎日のセルフケアを適切に行うことで、インプラント周囲炎のリスクを大幅に減らし、インプラントを清潔な状態に保つことができます。

歯科医院で行うプロフェッショナルケア

ご自宅での毎日のセルフケアだけでは、どうしても取り除けない汚れや、ご自身では気づきにくい口腔内の変化があります。そのため、インプラント治療後は定期的に歯科医院を受診し、プロフェッショナルなケアを受けることが非常に重要です。これを怠ると、せっかく入れたインプラントも長く持たない可能性があります。

歯科医院での定期検診では、まずインプラントの状態を細かくチェックします。インプラントにぐらつきがないか、噛み合わせに問題がないか、そして周囲の歯ぐきに炎症や腫れがないかなどを確認します。必要に応じてレントゲン撮影を行い、インプラントを支える顎の骨の状態にも異常がないかを詳しく調べます。

また、専門の歯科衛生士によるクリーニング(PMTC:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)も重要なケアの一つです。これは、特殊な器具を使って、ご自身では除去しきれない歯垢や歯石を徹底的に除去するものです。インプラントの表面は、天然歯よりもプラークが付着しやすい性質があるため、専門家によるクリーニングはインプラント周囲炎の予防に非常に効果的です。定期的なプロフェッショナルケアを通じて、インプラントを長く健康に維持していきましょう。

まとめ:5つのポイントを押さえて安心してインプラント治療を受けよう

これまでインプラント治療を検討されている方が、安心して治療に臨めるよう、重要な5つのポイントについて詳しく解説してきました。

まず、インプラント治療の基本を理解することから始め、ご自身の状況に最適な治療選択ができるよう、ブリッジや入れ歯との違い、メリット・デメリットを把握していただきました。次に、治療の成功を大きく左右する信頼できる歯科医院の選び方として、歯科医師の経験やカウンセリングの質、衛生管理体制、そして費用や保証の透明性を確認する重要性をお伝えしました。

さらに、初診から手術、人工歯の装着までの治療全体の流れと期間を理解することで、漠然とした不安の解消に努めました。そして、安全な治療のために欠かせない、手術前の健康状態の申告や、手術前後の過ごし方、痛みや腫れへの対処法、食事の注意点など、ご自身でできる準備とケアについても解説しました。

最後に、インプラント治療を終えた後も、その良好な状態を長く維持するために不可欠なメンテナンスの重要性について、インプラント周囲炎のリスクを交えながら、自宅でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの双方から説明しました。これらの5つのポイントをしっかりと押さえることで、インプラント治療に対する不安を解消し、ご自身にとって最適な選択をして、納得のいく治療へと進んでいただけることでしょう。

 

監修者

菅野 友太郎 | Yutaro Kanno

国立東北大学卒業後、都内の医療法人と石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)に勤務。
2018年大森沢田通り歯科・予防クリニックを開業、2025年 東京銀座A CLINIC デンタル 理事長に就任し現在に至る。

 

【所属】
・5-D Japan 会員・日本臨床歯周病学会 会員・OJ(Osseointegration study club of Japan) 会員・静岡県口腔インプラント研究会 会員・日本臨床補綴学会 会員 会員・日本デジタル歯科学会 会員・SPIS(Shizuoka Perio implant Study) 会員・TISS(Tohoku implant study society) 主催

 

【略歴】
・2010年 国立東北大学 卒業・2010年 都内医療法人 勤務
・2013年 石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)勤務・2018年 大森沢田通り歯科・予防クリニック 開業・2025年 東京銀座A CLINIC デンタル 理事長 就任

 

銀座駅徒歩3分・東銀座駅徒歩10秒の矯正歯科・審美歯科『東京銀座A CLINIC デンタル』住所:東京都中央区銀座5丁目13-19 デュープレックス銀座タワー5/13 12階TEL:03-6264-3086

記事監修医師
菅野 友太郎 院長

菅野 友太郎 医師

A CLINIC デンタル 審美歯科 矯正歯科