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はじめに:オトガイ形成のダウンタイムに関する情報を提供します
オトガイ形成をご検討されている方にとって、手術後の「ダウンタイム」は最も気になる要素の一つではないでしょうか。仕事やプライベートの予定を調整する必要があるため、いつから通常の生活に戻れるのか、どの程度の症状が出るのかといった具体的な情報が不可欠です。
この記事では、オトガイ形成後のダウンタイムについて、期間ごとの具体的な症状や日常生活への影響を時系列で詳しく解説します。術後の回復プロセスを明確にイメージできるよう、食事や歯磨き、仕事復帰の目安といった、皆様が抱える不安や疑問に寄り添った情報を提供します。ダウンタイムは単なる回復期間ではなく、社会生活への影響を最小限に抑えたいという皆様の思いに応えるため、安心して次のステップに進むための一助となれば幸いです。
オトガイ形成とは?理想のEラインを叶える輪郭手術
オトガイ形成とは、顎の先端部分である「オトガイ」の骨を調整することで、顔全体のバランスを整え、美しいEライン(エステティックライン)を形成する美容外科手術です。Eラインとは、横顔を見たときに鼻の先端から顎の先端を結んだ線のことで、唇がその線よりやや内側にある状態が理想的とされています。この手術は、口元が出ているように見える、顎が後退しているなど、顔全体の印象に大きく影響する顎の悩みを解消するために行われます。
手術は全身麻酔下で実施され、口の中からアプローチするため、皮膚の表面に傷跡が残る心配がほとんどありません。具体的には、顎の骨を一部切除したり、移動させたり、あるいは削ったりすることで、顎の長さ、突出度、左右差などを細かく調整します。これにより、患者様一人ひとりの骨格や顔全体のバランスに合わせた、より自然で調和の取れたフェイスラインを実現することが可能です。
オトガイ形成は、単に顎の形を変えるだけでなく、顔全体の印象を大きく改善し、横顔に自信をもたらす効果が期待できます。この手術の成功には、高度な技術と経験を持つ医師による精密な術前シミュレーションが不可欠であり、患者様の理想と骨格に合わせたオーダーメイドの治療計画が立てられます。
オトガイ形成で改善が期待できるお悩み
オトガイ形成は、以下のような顎に関するさまざまなお悩みを改善し、理想的なフェイスラインへと導く効果が期待できます。
顎が長い、または短い:顎の骨を短くしたり、延長したりすることで、顔全体の長さを調整し、バランスの取れた輪郭を目指します。
顎が前に出ている(しゃくれている):顎の骨の一部を切除して後方に移動させることで、シャープな印象の顎元を作り出します。
顎が引っ込んでいる(後退している):顎の骨を前方に移動させることで、口元が出ているように見える印象を改善し、横顔のEラインを整えます。
顎の左右差が気になる:骨の非対称性を調整し、顎のラインを左右対称に近づけることで、顔全体のバランスを改善します。
これらの悩みは、顔全体の印象や表情にも影響を与えるため、オトガイ形成によってコンプレックスを解消し、より自信に満ちた笑顔を取り戻すことにつながります。
代表的なオトガイ形成の手術方法
オトガイ形成には、患者様の顎の形や理想とする仕上がりに合わせて、いくつかの主要な術式があります。いずれも全身麻酔下で口腔内からアプローチし、顎の骨を切る、削る、移動させるといった方法で行われます。
代表的な術式の一つに「水平骨切り術」があります。これは顎の骨を水平に切開し、その中央部分を「中抜き」して短くしたり、ずらして後方に「短縮」させたりする手法です。顎が長い場合や、前に出すぎている場合などに適用され、顎の長さや突出度を調整し、バランスの取れた顎元を形成します。また、顎の幅を狭めたい場合には、骨の一部を垂直に切除する「垂直骨切り術」で「幅寄せ」を行うこともあります。
「前方移動術」は、顎が引っ込んでいる方や、Eラインを整えたい方に用いられる術式です。顎の骨を水平に切開した後、前方に移動させてチタンプレートなどで固定します。これにより、顎にボリュームを出し、口元が引っ込んで見える効果や、横顔のEラインを理想的な形に近づける効果が期待できます。これらの術式は単独で行われるだけでなく、患者様の顎の状態に応じて組み合わせて実施されることもあり、精密な術前シミュレーションによって最適な方法が選択されます。
【期間別】オトガイ形成のダウンタイムのリアルな経過
オトガイ形成を検討されている多くの方が最も気にされるのが、ダウンタイムの具体的な経過ではないでしょうか。手術後の回復過程がどのように進むのかを事前に把握しておくことで、仕事や日常生活の計画を立てやすくなり、心の準備もできます。ここでは、術後の腫れや痛みのピーク、食事や活動の制限がどのように変化していくのかを、期間ごとに詳しく解説していきます。
術後〜3日目:腫れ・痛みのピークと過ごし方
手術を受けてから最初の3日間は、ダウンタイムの中でも特に症状が強く現れる期間です。この時期には、顔全体、特に顎周辺に腫れが生じ、痛みもピークを迎えることが多いでしょう。内出血も現れやすく、皮膚が青紫色に変色することがあります。しかし、ご安心ください。これらの症状は、処方される痛み止めを服用することで十分にコントロールできるレベルです。
この期間の食事は、口腔内の傷に負担をかけないよう、ゼリー飲料やスープ、重湯などの流動食が中心となります。また、血行を促進する行為は腫れや痛みを悪化させる原因となるため、長時間の入浴やサウナ、激しい運動、飲酒は絶対に避けてください。就寝時には、枕を高くして上半身を少し起こした状態で寝ることで、顔に水分が溜まるのを防ぎ、腫れの軽減につながります。安静に過ごし、無理をしないことが最も重要です。
術後1週間:大きな腫れが引き始める時期
術後1週間が経過すると、大きな腫れが少しずつ引き始め、痛みもかなり和らいでくることを実感できるでしょう。このタイミングで、クリニックによっては口腔内の抜糸が行われることがあります。抜糸は痛みも少なく、回復の節目となります。
食事については、まだ柔らかいものが中心ですが、おかゆや豆腐、うどんなど、徐々に固さのあるものに移行できるようになります。ただし、硬いものや刺激物は引き続き避け、無理のない範囲でゆっくりと食べるようにしてください。内出血はまだ完全に消えるわけではありませんが、青みがかった色から徐々に黄色っぽい色へと変化し、薄くなっていく過程が見られます。これは回復が進んでいる証拠ですので、ご心配はいりません。
術後2週間:マスクがあれば外出も可能に
手術から2週間が経過すると、外見上の変化はさらに落ち着き、日常生活に戻りやすくなります。ほとんどの大きな腫れや内出血はかなり引き、マスクを着用すれば周囲に手術を受けたことが気づかれにくいレベルまで回復しているでしょう。
人前に出る機会が少ない在宅勤務やデスクワークであれば、この時期から仕事復帰を検討することも可能です。ただし、まだ口の開けにくさや顎周辺の感覚の鈍さが残る場合があります。無理をして症状を悪化させないよう、ご自身の体調と相談しながら慎重に判断することが大切です。
術後1ヶ月:ほとんどの腫れが落ち着き、社会復帰へ
術後1ヶ月の段階では、約90%程度の腫れが引き、内出血もほとんど目立たなくなります。この頃には、マスクなしでも普段通りの社会生活を送れる方が多いでしょう。食事や会話もスムーズに行えるようになり、日常生活での不便さはかなり軽減されます。
ただし、まだ若干のむくみや違和感が残る場合があります。顎のラインの完成形ではないこと、そして無理のない範囲で行動することが大切です。この時期からは、ウォーキングなどの軽い運動も再開できるようになりますが、激しい運動はもう少し控えるようにしてください。
術後3ヶ月〜半年:完成形に近づき、違和感がなくなる時期
手術の最終的な仕上がりに近づくのが、術後3ヶ月から半年という期間です。この頃には、残っていたわずかな腫れやむくみが完全に引き、顎周辺の皮膚の感覚もほぼ正常に戻ってくるでしょう。骨が完全に癒合し、フェイスラインが安定して手術の完成形と判断されるのは、一般的に術後約半年後と言われています。
この期間を経て、当初悩んでいた顎のコンプレックスが解消され、理想とするバランスの取れたフェイスラインが手に入ったことを実感できるでしょう。この時期には、日常生活における制限はほぼなくなり、精神的にも安定して、新しい自分を楽しむことができるようになります。
ダウンタイム中の生活|食事・歯磨き・仕事はいつから?
オトガイ形成術後のダウンタイム中に、多くの方が不安に感じるのが「普段通りの生活にいつ戻れるのか」という点ではないでしょうか。このセクションでは、食事や歯磨き、仕事復帰といった日常生活に直結する疑問について、いつから何が可能なのかを具体的に解説していきます。手術後の回復期間を安心して過ごし、スムーズに社会生活へ復帰できるよう、具体的な目安をお伝えします。
食事:流動食から通常食までのステップと注意点
オトガイ形成術後、食事は回復過程に合わせて段階的に変化させていく必要があります。手術直後から数日間は、口の開けにくさや口腔内の傷に負担をかけないよう、ゼリー飲料、スープ、プリン、ヨーグルトなどの「流動食」が中心となります。この時期は栄養をしっかり摂取しつつ、患部への刺激を避けることが重要です。
腫れが徐々に引き、痛みが落ち着いてくる術後1週間頃からは、おかゆ、うどん、豆腐、柔らかく煮た野菜といった「柔らかい食事」へと移行していきます。まだ硬いものや噛むのに力が必要なものは避けて、奥歯を使ってゆっくりと食べるように心がけてください。
そして、術後2週間から1ヶ月を目安に、少しずつ「通常食」に戻していきます。ただし、完全に顎の骨が安定するまでは、硬い煎餅やフランスパン、弾力のあるお肉などは避けた方が安心です。最低でも1ヶ月間は、刺激の強い辛いものや熱すぎるものも控え、アルコールも控えるようにしましょう。無理のない範囲で、ゆっくりと元の食生活に戻していくことが大切です。
歯磨き:口腔内を清潔に保つための正しいケア方法
オトガイ形成術後の口腔ケアは、感染予防のために非常に重要です。手術直後から数日間は、口腔内に傷があるため、歯ブラシを直接当てることは避けてください。多くのクリニックでは、抗菌作用のあるうがい薬が処方され、食後や就寝前などにこまめにうがいをして、口の中を清潔に保つよう指示されます。
医師の許可が出れば、通常は術後1週間頃から歯磨きを再開できます。この際、傷口に触れないよう細心の注意を払い、子供用のヘッドが小さい歯ブラシや、毛先の柔らかい歯ブラシを使って、優しく磨くようにしてください。強く歯磨きをしたり、口を大きく開けたりすることは、傷口に負担をかける可能性があるため避けましょう。抜糸が完了し、傷口が十分に回復するまでは、慎重なケアを続けることが感染リスクを低減し、スムーズな回復につながります。
仕事復帰の目安は?職種別の最適なタイミング
オトガイ形成術後の仕事復帰のタイミングは、職種やダウンタイムの進み具合によって異なります。人前に出る機会が少ない在宅勤務やデスクワークの場合、大きな腫れが落ち着き始める術後1週間程度で復帰できる可能性があります。しかし、手術直後の腫れや内出血はマスクで隠しきれない場合もあるため、体調と相談しながら無理のない範囲で復帰を検討してください。
一方、接客業、営業職、人前で話す機会が多い職種など、顔の見た目が重視される仕事の場合は、もう少し慎重な判断が必要です。多くの場合、大きな腫れや内出血が目立たなくなる術後2週間以降が現実的な復帰の目安となります。マスクを着用すれば、さらに早期の復帰も可能ですが、まだ口の動きに制限があったり、感覚が鈍かったりする場合もあるため、業務内容によっては不便を感じるかもしれません。
いずれの場合も、ご自身の職業やライフスタイル、そしてダウンタイムの症状に合わせて、休暇の計画を立てることが重要です。事前にクリニックの医師と相談し、具体的なアドバイスを受けることをおすすめします。
その他(入浴・メイク・運動)はいつから可能?
オトガイ形成術後、食事や仕事以外にも、日常生活におけるいくつかの行動制限があります。まず「シャワー」や「洗顔」は、通常、翌日から可能です。ただし、患部を強く濡らしたり擦ったりすることは避け、優しく洗うようにしてください。一方、「入浴」(湯船に浸かること)は血行を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があるため、術後1週間程度は控えるべきとされています。短時間のシャワーで済ませましょう。
「メイク」については、抜糸が完了する術後1週間頃から可能になることが多いです。患部に刺激を与えないよう、クレンジングや洗顔も優しく行ってください。また、「激しい運動」は血行を促進し、腫れや痛みを引き起こす原因となるため、術後1ヶ月程度は控える必要があります。ウォーキングなどの軽い運動であれば、医師の許可があれば2週間頃から再開できる場合もあります。クリニックからの指示に従い、無理のない範囲で日常生活を送ることが、スムーズな回復への鍵となります。
ダウンタイムを長引かせないための4つの注意点
オトガイ形成手術の成功は、医師の技術力だけでなく、術後のご自身の過ごし方にも大きく左右されます。ダウンタイムをできるだけ短く、スムーズに乗り切るためには、適切な自己管理が不可欠です。このセクションでは、回復をサポートし、社会生活への影響を最小限に抑えるために実践していただきたい具体的な注意点を4つに絞って解説します。
腫れや痛みを悪化させるNG行動
術後の回復期間において、一部の行動は腫れや痛みを悪化させ、ダウンタイムを不必要に長引かせてしまう可能性があります。血行を促進する行為、例えば長時間の入浴やサウナ、激しい運動、飲酒などは、血流を増加させ、患部の腫れや内出血を強める原因となります。また、手術部位を不用意に触ったり、マッサージしたりすることも、傷口に負担をかけ、感染のリスクを高めたり、回復を妨げたりすることがあるため避けるべきです。手術箇所の安静を保ち、刺激を与えないことが大切になります。
回復をサポートする正しい過ごし方
ダウンタイム中の正しい過ごし方は、回復を早める上で非常に重要です。術後3日程度は、アイスノンなどで患部を優しく冷やすことで、腫れを抑制する効果が期待できます。冷やしすぎは血行不良を招くため、適度な冷却を心がけてください。また、就寝時には枕を高くして頭を心臓より高い位置に保つと、顔に水分が溜まりにくくなり、むくみや腫れの軽減につながります。そして、体の回復には十分な休息とバランスの取れた食事が不可欠です。規則正しい生活を送り、栄養のある食事を摂ることで、体の自然治癒力を最大限に引き出すことができます。
喫煙・飲酒は厳禁
喫煙と飲酒は、オトガイ形成術後の回復に深刻な悪影響を及ぼすため、ダウンタイム中は厳禁とされています。喫煙は血管を収縮させ、血行を極端に悪化させます。これにより、傷の治りが著しく遅れるだけでなく、感染症のリスクを高めたり、最悪の場合、骨の癒合不全を引き起こしたりする可能性もあります。一方、飲酒は血行を促進するため、腫れや内出血を悪化させる原因となります。術後少なくとも1週間、できれば1ヶ月程度は、喫煙と飲酒は完全に控えるようにしてください。
医師の指示を必ず守る
オトガイ形成術後のスムーズな回復と安全を確保するために、最も基本的ながら最も重要なのは、担当医からの指示を厳守することです。処方された抗生物質や痛み止めは、用法・用量を守って正しく服用してください。また、指定された時期の検診には必ず足を運び、術後の経過を医師に確認してもらうことが大切です。生活上の注意点についても、自己判断で行動せず、専門家である医師の指導に従ってください。もし不安なことや気になる症状があれば、ためらわずにクリニックに相談することで、安全かつ安心して回復期間を過ごすことができます。
知っておくべきオトガイ形成のリスク・副作用
オトガイ形成手術を検討する際、理想のフェイスラインを手に入れる明るい側面だけでなく、起こりうるリスクや副作用についても正確に理解しておくことは非常に大切です。手術を受けるかどうか冷静に判断するためにも、どのような問題が起こる可能性があるのか、客観的な情報を把握しておく必要があります。
このセクションでは、オトガイ形成に伴う代表的な合併症や術後の問題点について詳しく解説していきます。万が一の事態を想定し、後悔のない選択ができるよう、必要な知識を深めていきましょう。
術後のしびれ・感覚麻痺
オトガイ形成手術後、比較的多くの方が経験する可能性のある副作用の一つに、顎周辺のしびれや感覚の変化があります。手術の際に顎の骨の近くを通るオトガイ神経に影響が及ぶことで、術後に下唇や顎の皮膚にしびれが生じたり、触っても感覚が鈍くなったりする「感覚麻痺」が起こることがあります。
このような症状は、一時的なものがほとんどです。多くの場合、数ヶ月から半年程度かけて徐々に改善し、長くとも1年以内には元の感覚に戻ることが一般的です。しびれや感覚麻痺が生じても、日常生活に大きな支障をきたすことは稀で、過度に不安を感じる必要はありません。回復には個人差がありますので、気になる場合は担当医に相談してください。
仕上がりの問題(顎下のたるみ・左右差・骨の段差)
オトガイ形成手術では、仕上がりに関する潜在的なリスクも考慮しておく必要があります。例えば、顎の骨を短くしたり後退させたりした場合、もともとあった皮膚や皮下脂肪が余ってしまい、顎の下に「たるみ」が生じることがあります。特に皮膚の弾力が低下している方や、大幅に骨を移動させた場合に起こりやすい傾向があります。
また、手術の際には骨の切除方法や固定位置によって、わずかな「左右差」が生じたり、骨を削った部分に触れると「段差」を感じたりするリスクもゼロではありません。これらの仕上がりに関するリスクは、医師の高度な技術力や、事前の精密な術前シミュレーション、そして患者さん一人ひとりの骨格や皮膚の状態を正確に評価することで最小限に抑えることができます。
感染・血腫・骨壊死などの合併症
頻度は非常に低いものの、オトガイ形成手術には感染症や血腫、骨壊死といった重篤な合併症のリスクも存在します。手術は口腔内から行われるため、傷口から細菌が侵入し、「感染」を引き起こす可能性があります。また、術後に出血が止まらず、血液が体内に溜まって「血腫」を形成することがあります。さらに稀なケースでは、血流障害によって顎の骨の一部が壊死してしまう「骨壊死」が起こることもあります。
これらの合併症は発生頻度が低いですが、万一発症した場合は追加の治療が必要となることがあります。適切な術後管理や、清潔な環境で手術が行われるクリニックを選ぶことが、これらのリスクを避ける上で非常に重要です。手術を検討する際には、クリニックがこれらの合併症に対してどのような対策を講じ、どのように対応するのかを事前に確認することをおすすめします。
後悔しないために。信頼できるクリニック選びの3つのポイント
オトガイ形成手術の成功は、医師の技術力とクリニックのサポート体制に大きく左右されると言っても過言ではありません。せっかく勇気を出して手術を受けるのですから、後悔することなく理想の仕上がりを手に入れたいものです。このセクションでは、ご自身の希望を叶え、安全に手術を受けるために、クリニックを選ぶ上で特に重視すべき3つのポイントを具体的に解説していきます。
インターネット上には多くの情報が溢れていますが、その中から本当に信頼できる情報を見極め、ご自身の判断で最適なクリニックを選べるよう、明確な指針を提供します。能動的に情報収集を行い、納得のいくクリニック選びをしてください。
骨切り手術の経験が豊富な医師が在籍しているか
オトガイ形成は、顎の骨を切ったり削ったりする「骨切り手術」の一種であり、非常に高度な技術と豊富な経験が求められます。そのため、担当する医師の技術力と経験は、手術の成否を分ける最も重要な要素の一つです。クリニックを選ぶ際には、まずそのクリニックに在籍する医師が、オトガイ形成を含む輪郭手術、特に骨切り手術において豊富な症例数を持っているかを確認しましょう。
具体的には、日本形成外科学会専門医や日本美容外科学会(JSAPS/JSAS)専門医といった資格を持っているか、ウェブサイトやSNSで医師の経歴や過去の症例写真、得意とする術式などを入念にチェックすることが大切です。経験豊富な医師であれば、様々な骨格や悩みに対応できる引き出しが多く、万が一の事態にも冷静かつ的確な判断を下すことが期待できます。症例写真を見る際には、自分と似た骨格や悩みのケースで、どのような仕上がりになっているかを確認すると、より具体的なイメージが掴みやすくなります。
CT検査などによる精密なシミュレーションが可能か
安全かつ理想的なオトガイ形成を実現するためには、手術前の精密な診断と綿密なシミュレーションが不可欠です。個々人の顎の骨格はもちろん、神経や血管の位置は非常にデリケートであり、これらを正確に把握せずに手術を行うことはリスクを伴います。
そのため、3D-CT検査といった高度な画像診断設備を備え、それをもとに術後の変化を立体的にシミュレーションしてくれるクリニックを選ぶことが重要です。CT画像を用いることで、顎の骨の厚みや形、神経の走行などをミリ単位で把握し、より安全で正確な骨切りラインを計画できます。また、シミュレーションを通じて、ご自身の希望する仕上がりのイメージと、医師が提案する術後の予測を共有することで、手術後のギャップを最小限に抑え、満足度の高い結果へとつながります。
ダウンタイム中のケアやアフターフォロー体制が充実しているか
手術自体が成功しても、その後のダウンタイム中の過ごし方やクリニックのサポート体制が不十分だと、不安や不満が募り、結果的に後悔につながる可能性があります。特に術後は、腫れや痛み、感覚の違和感など、ご自身の身体に様々な変化が生じるため、精神的にもデリケートになりがちです。
そのため、カウンセリング時には、ダウンタイム中のケアやアフターフォロー体制が充実しているかを確認することが非常に大切です。具体的には、術後に不安な点があった際に、いつでも相談できる窓口が設けられているか、定期的な検診が手術費用に含まれているか、万が一合併症が起きた場合の保証や対応策が明確に提示されているかなどをしっかりと確認しましょう。クリニックによっては、フェイスバンドの提供や術後の内服薬の処方なども含め、トータルでサポートしてくれる体制が整っている場合もあります。手術費用にどこまでのアフターケアが含まれているのかも事前に確認し、安心して回復期間を過ごせるクリニックを選びましょう。
オトガイ形成のダウンタイムに関するよくある質問
オトガイ形成を検討されている方が抱きがちな、ダウンタイムに関する細かな疑問について、Q&A形式でお答えします。これまでの説明で触れきれなかった点や、さらに具体的な疑問を解消し、安心して次のステップに進んでいただけるよう、分かりやすく解説していきます。
Q. フェイスバンドはいつまで装着が必要ですか?
フェイスバンドは、オトガイ形成術後の回復において非常に重要な役割を果たします。主な目的は、術後の腫れを効果的に抑え、手術によって変化した顎の形に合わせて皮膚がたるむのを防ぐことです。フェイスバンドでしっかりと圧迫固定することで、皮膚と骨の間に余計な空間ができるのを防ぎ、より引き締まった美しいフェイスラインの形成をサポートします。
装着期間は、手術の内容や個人の回復状況、そしてクリニックの治療方針によって異なりますが、一般的な目安としては以下のようになります。
術後3日間程度は、洗顔や食事の時以外は常に(終日)装着が推奨されることが多いです。この期間は腫れや内出血がピークを迎えるため、最大限の圧迫をかけることで症状の悪化を防ぎ、早期の回復を促します。その後、術後1〜2週間程度は、在宅時や就寝時のみ装着を続けるよう指示されることが一般的です。日中の外出時はマスクなどで隠しながら過ごすことができます。医師の指示に従い、正しく装着することがダウンタイムの短縮と美しい仕上がりのために非常に大切です。
Q. 術後の痛みはどのくらい続きますか?
オトガイ形成術後の痛みについては、多くの方が不安に感じることでしょう。痛みは個人差がありますが、一般的には術後2〜3日をピークに、その後は徐々に和らいでいくのが特徴です。このピーク時の痛みは、クリニックから処方される痛み止めを服用することで十分にコントロールできるレベルであることがほとんどです。
手術直後は麻酔が効いているため強い痛みを感じることは少ないですが、麻酔が切れると痛みを感じ始めます。しかし、処方された痛み止めを定期的に服用することで、不快感を最小限に抑えることができます。術後1週間も経てば、日常生活で強い痛みを感じることは稀になり、多くの方が痛み止めなしで過ごせるようになります。痛みに対する不安を軽減するためにも、医師の指示に従い、適切に痛み止めを使用することが重要です。万が一、痛みが強すぎる、または長引く場合は、速やかにクリニックに相談してください。
Q. 術後のたるみが心配です。予防策はありますか?
オトガイ形成術によって顎の骨が短くなったり、後方に移動したりした場合、その分皮膚が余り、「顎下のたるみ」が生じることを心配される方もいらっしゃいます。たるみのリスクは、元の骨の量や皮膚の弾力性、年齢などによって異なります。
術後のたるみを予防するための最も重要な対策の一つは、医師の指示に従い、フェイスバンドによる圧迫を適切に行うことです。フェイスバンドは、顎下の皮膚をしっかりと固定し、余分な皮膚がだぶつくのを防ぎ、新しい骨格に沿って皮膚が密着するのを助けます。これにより、たるみの発生を最小限に抑えることが期待できます。
また、たるみが強く出ることが予想されるケースや、より確実なたるみ予防を希望される場合は、手術と同時に顎下の脂肪吸引や糸リフトなどの施術を併用することも選択肢として考えられます。これらの施術は、顎下の組織を引き締め、たるみを効果的に改善するのに役立ちます。手術前のカウンセリング時に、ご自身の顎の状態や皮膚の弾力性について医師と十分に相談し、たるみのリスクや予防策について詳しく確認することをおすすめします。そうすることで、理想とするフェイスラインに近づけるための最適な治療計画を立てることができるでしょう。
まとめ:計画的な準備でダウンタイムを乗り越え、理想のフェイスラインへ
オトガイ形成におけるダウンタイムは、決して楽な期間ばかりではありません。しかし、この記事でご紹介した具体的な経過や日常生活での注意点、そして信頼できるクリニックを選ぶポイントをしっかりと理解し、計画的に準備を進めることで、その不安を最小限に抑え、スムーズに乗り越えることができます。
ダウンタイムは単なる身体の回復期間ではなく、人前での見え方や仕事、プライベートといった社会的な側面にも大きく影響します。そのため、ダウンタイムを短くすることは、ご自身の社会的コストを最小限に抑えることにつながり、安心して理想のフェイスラインを手に入れるための重要なステップとなります。
この情報が、あなたが理想の自分へ安全な一歩を踏み出すための羅針盤となり、満足のいく結果を得る一助となれば幸いです。不安なことはカウンセリングで医師に相談し、納得のいく形で手術に臨んでください。
監修者
菅野 友太郎 | Yutaro Kanno
国立東北大学卒業後、都内の医療法人と石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)に勤務。
2018年大森沢田通り歯科・予防クリニックを開業、2025年 東京銀座A CLINIC デンタル 理事長に就任し現在に至る。
【所属】
・5-D Japan 会員
・日本臨床歯周病学会 会員
・OJ(Osseointegration study club of Japan) 会員
・静岡県口腔インプラント研究会 会員
・日本臨床補綴学会 会員
・日本デジタル歯科学会 会員
・SPIS(Shizuoka Perio implant Study) 会員
・TISS(Tohoku implant study society) 主催
【略歴】
・2010年 国立東北大学 卒業
・2010年 都内医療法人 勤務
・2013年 石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)勤務
・2018年 大森沢田通り歯科・予防クリニック 開業
・2025年 東京銀座A CLINIC デンタル 理事長 就任
銀座駅徒歩3分・東銀座駅徒歩10秒の矯正歯科・審美歯科
『東京銀座A CLINIC デンタル』
住所:東京都中央区銀座5丁目13-19 デュープレックス銀座タワー5/13 12階
TEL:03-6264-3086