ページの上部へ

BLOG ブログ

ホーム

ブログ

2025.11.01

インビザラインvs通常マウスピース矯正:目立たない歯列矯正の選び方

インビザラインvs通常マウスピース矯正:目立たない歯列矯正の選び方

銀座駅徒歩3分・東銀座駅徒歩10秒の歯医者・審美歯科「東京銀座A CLINIC デンタル」です。

結婚式や大切なイベントを控えている方、人前での笑顔に自信を持ちたいと願う方にとって、歯並びの改善は大きな関心事ではないでしょうか。従来の矯正装置が目立つことに抵抗を感じ、一歩踏み出せずにいる方も少なくありません。近年では、透明なマウスピースを使った目立たない歯列矯正が注目を集めており、特に「インビザライン」という名前を耳にする機会も増えてきました。

しかし、マウスピース矯正にはインビザライン以外にも様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。どの方法が自分に最適なのか、費用はどれくらいかかるのか、治療期間はどのくらいになるのかといった疑問を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、インビザラインとその他の一般的なマウスピース矯正の違いを、費用、期間、対応範囲といった具体的な観点から徹底的に比較していきます。それぞれの治療法のメリット・デメリットを詳しく解説することで、疑問を解消し、ご自身のライフスタイルや理想の笑顔に合わせた最適な矯正方法を見つけるための一助となれば幸いです。

まずは基本から解説!マウスピース矯正とは

近年、歯列矯正の選択肢として「マウスピース矯正」という言葉を耳にすることが増えました。これは透明なマウスピース型の装置を使って歯並びを整える治療方法です。特に見た目を重視する方にとって、従来のワイヤー矯正と比べて目立ちにくいという大きなメリットがあります。インビザラインもこのマウスピース矯正の一種ですが、他にもさまざまなシステムが存在します。ここでは、まずマウスピース矯正がどのような治療法なのか、その基本的な知識と特徴について解説します。

透明な装置で歯を動かす仕組み

マウスピース矯正は、透明で薄いプラスチック製のカスタムメイドのマウスピースを、段階的に交換しながら装着することで歯を動かしていく治療法です。最初に、患者さん一人ひとりの歯並びを精密にスキャンまたは型取りし、そのデータをもとに、治療計画に沿って少しずつ形が異なるマウスピースを複数製作します。

患者さんは、製作されたマウスピースを1日20時間以上装着し、およそ1〜2週間ごとに次の段階のマウスピースに交換していきます。マウスピースの形状が現在の歯並びからわずかにずれているため、そのずれが歯に持続的な力を加え、計画通りに少しずつ歯を移動させます。この微細な力の変化で歯を動かすため、従来のワイヤー矯正に比べて痛みを比較的感じにくいとされています。

最終的な歯並びまで、これらのマウスピースを順番に装着し続けることで、徐々に理想の歯並びへと近づけていく仕組みです。

マウスピース矯正に共通するメリット・デメリット

マウスピース矯正は、透明な装置を使用するため、何よりも「見た目が目立たない」という点が大きなメリットです。日常生活の中で周囲に気づかれにくく、口元を気にせず過ごせるため、特に成人の方に選ばれる傾向があります。また、食事や歯磨きの際にはマウスピースを取り外せるため、普段通りに食事を楽しめ、歯磨きも丁寧に行うことができます。これにより、装置による虫歯のリスクを低減し、口腔内を清潔に保ちやすいという衛生面での利点もあります。

さらに、金属製の装置を使用しないため、金属アレルギーの心配がある方でも安心して治療を受けられます。ワイヤー矯正で感じやすい装置による口内炎などの不快感も、マウスピース矯正では比較的少ないと言われています。

一方で、デメリットも存在します。マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が推奨されており、治療効果を最大限に得るためには患者さん自身の自己管理が非常に重要です。装着時間を守れないと、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びてしまう可能性があります。

また、食事のたびや歯磨きのたびに装置の着脱が必要となるため、慣れるまでは煩わしく感じるかもしれません。特に外出先での着脱や管理には注意が必要です。さらに、装着を忘れたり、誤って外したまま紛失してしまったりするリスクもゼロではありません。もし紛失した場合は、追加費用が発生して再製作が必要になることもあるため、取り扱いには細心の注意が求められます。

5つのポイントで徹底比較!インビザラインとその他のマウスピース矯正

「対応範囲」「治療計画」「費用」「期間」「歯型取り」という5つの具体的なポイントに沿って、インビザラインとその他のマウスピース矯正の違いを一つずつ詳しく見ていきましょう。これにより、ご自身の歯並びやライフスタイルに最適な矯正方法を見つけるためのヒントが得られるはずです。

違い①:対応できる歯並びの範囲(全体矯正か部分矯正か)

インビザラインとその他のマウスピース矯正の最も大きな違いの一つは、対応できる歯並びの範囲にあります。これは、治療のゴールや、ご自身の歯並びの状況によって、どちらを選ぶべきかを判断する上で非常に重要なポイントです。

インビザラインは、奥歯を含めた全体の歯並びを動かす「全体矯正」を得意としています。例えば、噛み合わせの改善が必要な複雑な症例や、抜歯を伴うような大きく歯を動かす必要があるケースにも対応できます。そのため、見た目の改善だけでなく、お口全体の機能性を向上させたい方や、重度の不正咬合でお悩みの方に適した選択肢と言えるでしょう。

一方、その他の多くのマウスピース矯正システムは、主に前歯のすき間や、軽度の歯のガタつきなど、見た目に影響する部分だけを整える「部分矯正」に特化していることが多いです。奥歯の噛み合わせには介入せず、前歯数本だけを動かすことで、比較的短期間で見た目の改善を目指せるのが特徴です。そのため、費用を抑えたい方や、結婚式や就職活動など特定のイベントに向けて前歯だけをきれいにしたいといったニーズに応えやすいと言えます。

違い②:治療計画の精度とシミュレーションの有無

矯正治療の成功は、どれだけ精密な治療計画を立てられるかに大きく左右されます。インビザラインとその他のマウスピース矯正では、この「治療計画の精度」と「シミュレーションの有無」にも大きな違いがあります。

インビザラインでは、iTero(アイテロ)などの3D光学スキャナーを用いて患者さまの歯型を精密にスキャンし、そのデータを基に独自のソフトウェアで治療計画を立てます。この際、歯がどのように動いていくか、そして最終的にどのような歯並びになるかを、治療開始前に3Dの立体的な映像で確認できる「クリンチェック」というシミュレーションがあります。これにより、患者さまは治療のゴールを具体的にイメージでき、歯科医師と治療計画を詳細に共有しながら進められるため、治療に対する安心感が非常に高いと言えるでしょう。

一方で、その他のマウスピース矯正システムでは、従来の石膏模型や一般的な歯型模型を使用して治療計画を立てる場合が多く、インビザラインのような精密な3Dシミュレーション機能が限定的であることも珍しくありません。これにより、治療開始前の予測の精度や、患者さまが治療の進行状況を具体的に把握しづらいケースもあります。インビザラインの高度なシミュレーション技術は、予測可能な治療結果と患者さまの納得感につながる大きな強みと言えます。

違い③:費用の相場

矯正治療を検討する上で、費用は多くの方が気になる点でしょう。インビザラインとその他のマウスピース矯正では、費用相場にも差があります。

インビザライン矯正の場合、部分矯正で40万円から50万円程度、全体矯正となると80万円から110万円程度が目安となることが多いです。これには、精密な3D光学スキャナーやクリンチェックと呼ばれる高度なシミュレーション技術の使用、そして世界100カ国以上で利用されている実績に基づく包括的な治療計画などが含まれるため、費用が高くなる傾向にあります。

一方、一般的なマウスピース矯正の費用は、部分矯正であれば10万円程度から、全体矯正の場合でも40万円程度からと、インビザラインに比べて費用を抑えられるケースが多く見られます。これは、対象とする症例が軽度なものに限定されていたり、使用するマウスピースの作製方法やシミュレーションシステムが簡略化されていることに起因します。治療の範囲や内容、使用する技術の違いが、そのまま費用に反映されると理解しておくと良いでしょう。

違い④:治療期間と通院頻度

矯正治療の期間や、歯科医院に通う頻度も、日々の生活に影響を与える重要な要素です。インビザラインとその他のマウスピース矯正では、この点にも違いが見られます。

インビザラインは、奥歯を含む全体の歯並びを動かす全体矯正に対応することが多いため、治療期間が1年から3年程度と、比較的長くなる傾向があります。ただし、これは治療範囲が広いためであり、部分矯正の場合は短縮されます。通院頻度については、最初に全てのマウスピースが作製されるため、調整やチェックのために1ヶ月から3ヶ月に一度程度の通院で済むことが多く、忙しい方でも継続しやすいというメリットがあります。

一方で、その他のマウスピース矯正は、前歯の部分矯正が中心となることが多いため、治療期間が数ヶ月から1年程度と比較的短期間で完了するケースも多くあります。ただし、段階ごとに型取りが必要なシステムでは、その都度通院が必要になるため、インビザラインよりも通院頻度が多くなる可能性もあります。ご自身のライフスタイルや治療の範囲によって、最適な選択肢は変わってきます。

違い⑤:歯型取りの方法と患者の負担

矯正治療の開始時に行われる歯型取りは、患者さまにとって負担に感じることもある工程です。インビザラインとその他のマウスピース矯正では、歯型取りの方法とそれに伴う患者さまの負担にも違いがあります。

インビザラインでは、多くの歯科医院で「iTero(アイテロ)」などの3D光学スキャナーが導入されており、口腔内を直接スキャンすることで精密な歯型データを取得します。この方法は、粘土のような材料を口に入れる従来の歯型取りに比べて、不快感が少なく、短時間で完了するため、患者さまの負担を大幅に軽減できます。嘔吐反射が強い方でも比較的安心して受けられるでしょう。また、基本的に治療開始時の1回で全ての情報を取得できるため、治療段階に応じて何度も型取りをする必要がありません。

対照的に、その他のマウスピース矯正システムの中には、今も従来の粘土のような材料(印象材)を使った歯型取りを行うところもあります。この場合、印象材が固まるまでの数分間、口を開けたままじっとしている必要があり、人によっては吐き気をもよおしたり、不快感を強く感じたりすることがあります。また、治療の進行に合わせて複数回、型取りが必要になるケースもあり、その都度患者さまの負担が生じる可能性を考慮する必要があります。

あなたに合うのはどっち?目的別の選び方ガイド

これまでの違いを元に、インビザラインとその他のマウスピース矯正のどちらが向いているか、具体的なケースに分けて見ていきましょう。

インビザラインが向いている人の特徴

では、どのような人がインビザラインを選ぶと満足度が高いのでしょうか。

複雑な歯並びや奥歯までしっかり治したい

インビザラインは、奥歯を含めた歯列全体を矯正したい方や、抜歯を伴うような複雑な症例にも対応できる強みを持っています。従来のワイヤー矯正にも匹敵する幅広い症例に対応できるため、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの改善といった機能的な問題もしっかりと解決したいと考える方に適しています。

例えば、出っ歯や受け口、開咬といった症例や、歯が大きくデコボコしている叢生など、全体的な歯並びの改善を希望する場合、インビザラインは有力な選択肢となります。奥歯の噛み合わせまで綿密に治療計画を立てられるため、矯正後の安定性も期待できるでしょう。

治療計画を3Dシミュレーションで確認したい

治療開始前に、ご自身の歯がどのように動いていくのか、そして最終的にどのような歯並びになるのかを具体的に確認したい方にとって、インビザラインの3Dシミュレーションは大きなメリットとなります。治療のゴールを明確にイメージできるため、安心して治療を進められるでしょう。

3Dシミュレーションを用いることで、歯科医師と患者さんが治療の目標を共有しやすくなります。治療の段階ごとに歯の動きを映像で確認できるため、「こんなはずではなかった」といったギャップを少なくし、納得感を持って治療に臨むことができます。

その他のマウスピース矯正が向いている人の特徴

一方で、インビザライン以外のマウスピース矯正は、どのような希望を持つ人に適しているのでしょうか。

費用を抑えて前歯など気になる部分だけ治したい

前歯の隙間や、少しだけ歯のガタつきが気になるけれど、全体的な矯正には費用をかけたくないという方には、その他のマウスピース矯正、特に部分矯正に特化したシステムが向いています。インビザラインの全体矯正に比べて、費用を大幅に抑えられる点が最大のメリットです。

結婚式や就職活動など、特定のイベントに向けて「見える部分だけを整えたい」という明確なニーズがある場合に、短期間かつ低費用で見た目の改善が期待できます。例えば、部分矯正であれば10万円程度から治療が可能なケースもあり、費用の面で矯正を諦めていた方にとっても現実的な選択肢となるでしょう。

短期間での治療完了を目指したい

治療範囲が前歯などの限定的な部分に絞られるその他のマウスピース矯正は、短期間での治療完了を目指したい方に適しています。動かす歯の数が少ないため、全体の歯並びを大きく動かす矯正に比べて、数ヶ月程度の比較的短い期間で治療が完了する場合があります。

ただし、この「短期間での治療完了」は、あくまで軽度の部分矯正に限定される話です。適用症例が限られるため、ご自身の歯並びが部分矯正の対象となるかについては、必ず歯科医師にご相談ください。無理な短期間治療を優先しすぎると、かえって後悔する結果につながる可能性もありますので注意が必要です。

視野を広げる!ワイヤー矯正との比較

これまでインビザラインとその他のマウスピース矯正を比較してきましたが、歯列矯正の選択肢はマウスピース矯正だけではありません。伝統的なワイヤー矯正も、多くの患者さんに選ばれている治療法です。

マウスピース矯正が主流になりつつある現代においても、ワイヤー矯正は特定の症例において非常に有効な手段であり、その安定した実績と適応範囲の広さから、依然として重要な選択肢です。ここでは、マウスピース矯正とワイヤー矯正それぞれのメリット・デメリットを客観的に比較し、ご自身の希望や歯並びの状態に合った治療法を見つけるための情報を提供します。

見た目と食事・歯磨きのしやすさ

歯列矯正を検討する際、日常生活への影響として「見た目」「食事」「歯磨き」のしやすさは、多くの方が気にするポイントです。マウスピース矯正とワイヤー矯正では、これらの点で大きな違いがあります。

まず見た目ですが、マウスピース矯正は透明な薄いプラスチック製の装置を使用するため、装着していても目立ちにくいのが特徴です。特に、人前に出る機会が多い方や、矯正していることを知られたくない方にとっては大きなメリットです。一方、ワイヤー矯正は歯の表面に金属のブラケットとワイヤーを装着するため、目立ちやすいというデメリットがあります。しかし、最近では歯の色に近いセラミック製のブラケットや、歯の裏側に装着する舌側矯正(リンガル矯正)など、目立ちにくい装置も登場しています。

食事に関しては、マウスピース矯正は食事の際に装置を取り外せるため、普段と変わらない食事が楽しめます。また、装置に食べ物が挟まる心配もありません。ワイヤー矯正の場合、装置を装着したまま食事をするため、硬いものや粘着性のあるものは避ける必要があります。キャラメルやガムなどは装置に絡みつきやすく、お餅などは装置が外れる原因となることもあります。歯磨きについても、マウスピース矯正は装置を取り外してから普段通り歯磨きができるため、口腔内を清潔に保ちやすいです。ワイヤー矯正はブラケットやワイヤーが邪魔になり、食べ物が挟まりやすいため、専用の歯ブラシやフロスを使って丁寧に時間をかけて磨く必要があります。これにより、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性も指摘されています。

対応症例の広さと治療費

矯正治療を選ぶ上で、「対応症例の広さ」と「治療費」も重要な比較ポイントです。ワイヤー矯正は、その長い歴史と技術の蓄積から、あらゆる種類の不正咬合に対応できる汎用性の高さが最大の強みです。非常に複雑な症例や、骨格的な問題が絡むケース、抜歯を伴う大規模な歯の移動が必要な場合など、歯科医師が細かくワイヤーを調整することで、理想的な噛み合わせと歯並びを目指すことができます。この点は、特に全体矯正や難しい症例においては、安心感につながると言えるでしょう。

治療費に関しては、ワイヤー矯正もマウスピース矯正も、治療内容や使用する装置の種類、歯科医院によって大きく変動します。ワイヤー矯正の費用は、一般的に全体矯正で60万円から100万円程度が目安ですが、使用するブラケットが金属製かセラミック製か、あるいは舌側矯正を選択するかによっても価格が変わります。セラミックブラケットや舌側矯正は、金属ブラケットよりも高価になる傾向があります。

インビザラインのような高度なマウスピース矯正は、全体矯正で80万円から110万円程度の費用がかかることが多く、複雑な症例の場合はワイヤー矯正と同等かそれ以上の費用になることもあります。部分矯正に特化したマウスピース矯正では、10万円程度から始められるものもあります。このように、一概にどちらが安いとは言えず、症例の複雑さ、治療範囲、そして患者さんが求める装置の目立ちにくさなどが費用に大きく影響するため、複数の選択肢を提示してくれる歯科医院で詳しく相談することが大切です。

矯正治療で後悔しないための歯科医院選びのポイント

どのような矯正方法を選んだとしても、最終的な満足度は歯科医院選びに大きく左右されます。矯正治療で後悔しないためには、信頼できる歯科医院を見つけることが最も重要です。これから解説する3つのポイントは、良い歯科医院を見極めるための基準となりますので、ぜひ参考にしてください。

矯正治療の経験・症例が豊富な歯科医師を選ぶ

歯科医院を選ぶ上で、矯正治療の経験や症例が豊富な歯科医師を選ぶことは非常に大切です。特にインビザラインのようなマウスピース矯正システムでは、医師の経験が治療計画の質や治療結果に直接的に影響します。

インビザラインには、年間症例数に応じてドクターに付与されるプロバイダー制度(ステータス)があります。このステータスは、その医師がどの程度の経験を持っているかを示す一つの目安となります。必ずしもステータスが高いからといって最良とは限りませんが、多くの症例を手がけている医師は、様々な歯並びや治療経過を経験しているため、予期せぬ事態にも適切に対応できる可能性が高いと考えられます。

カウンセリングを受ける際には、ご自身の歯並びに似た症例のビフォーアフター写真を見せてもらうと良いでしょう。これにより、治療の具体的なイメージを持つことができ、医師の技術力や治療方針を把握する手助けにもなります。

精密検査の設備と丁寧なカウンセリングがあるか

正確な矯正治療計画を立てるためには、精密な検査が不可欠です。セファロ(頭部X線規格写真)をはじめとする専門的な検査設備が整っている歯科医院を選ぶことが重要です。これらの設備が充実しているかどうかは、適切な診断と効果的な治療計画の立案に直結します。

また、カウンセリングが丁寧であるかどうかも、信頼できる歯科医院を見極める重要なポイントです。検査結果を元に、単一の治療法だけでなく、複数の治療選択肢とそのメリット・デメリット、そして費用や期間について、分かりやすく具体的に説明してくれる医院を選びましょう。患者の疑問や不安に寄り添い、納得いくまで丁寧に説明してくれる姿勢は、患者と歯科医院との信頼関係を築く上で欠かせません。

治療後のメンテナンスや、万が一のトラブルへの対応についても、事前にしっかりと説明があるかどうかも確認しておくと安心です。

費用体系が明確で、トータル費用を提示してくれるか

矯正治療は費用が高額になることもあるため、金銭的な不安を感じる方も少なくありません。そのため、治療開始前に費用体系が明確で、治療完了までにかかる全ての費用を「総額(トータルフィー)」として提示してくれる歯科医院を選ぶことが大切です。

装置料、調整料、保定装置料など、治療の過程で発生する可能性のある費用を全て含んだ総額を明示してくれることで、後から追加料金が発生するといった予期せぬ事態を防ぐことができます。これは患者様が安心して治療に専念するための重要な要素となります。

また、もし追加料金が発生する可能性がある場合(例えば、治療期間が延長された場合など)には、どのような条件で発生するのかについても事前に詳しく説明があるか確認しましょう。透明性の高い費用提示は、患者様との信頼関係を築く上で不可欠な要素です。

まとめ:自分に最適な矯正方法を見つける第一歩は専門家への相談から

この記事では、インビザラインとその他のマウスピース矯正、そしてワイヤー矯正の違いについて、費用や期間、対応範囲など多角的に解説してきました。透明で目立ちにくいマウスピース矯正は、見た目を重視する方にとって魅力的な選択肢ですが、それぞれにメリット・デメリットがあり、適した症例も異なります。

例えば、広範囲の歯並びを根本的に改善したい方や、治療計画を3Dシミュレーションで詳しく確認したい方にはインビザラインが適しているかもしれません。一方、費用を抑えて前歯の軽度な乱れだけを治したい、短期間での治療完了を目指したいという方には、その他のマウスピース矯正が有効な選択肢となります。

そして、最も歴史が長く、あらゆる症例に対応できるワイヤー矯正も、依然として重要な治療法です。ご自身の歯並びの状態、ライフスタイル、治療にかけられる費用や期間など、さまざまな要素を考慮して、最適な矯正方法を見つけることが大切です。

最終的に、ご自身にとって最適な矯正方法を選ぶためには、この記事で得た知識を参考にしながら、信頼できる歯科医院で専門医に相談することが最も重要です。精密な検査を受け、ご自身の状況に合わせた複数の選択肢とそれぞれのメリット・デメリット、そしてトータル費用について詳しく説明を聞きましょう。疑問や不安を解消し、納得した上で治療を進めることが、理想の笑顔を手に入れるための第一歩となります。

 

監修者

菅野 友太郎 | Yutaro Kanno

国立東北大学卒業後、都内の医療法人と石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)に勤務。
2018年大森沢田通り歯科・予防クリニックを開業、2025年 東京銀座A CLINIC デンタル 理事長に就任し現在に至る。

 

【所属】
・5-D Japan 会員・日本臨床歯周病学会 会員・OJ(Osseointegration study club of Japan) 会員・静岡県口腔インプラント研究会 会員・日本臨床補綴学会 会員 会員・日本デジタル歯科学会 会員・SPIS(Shizuoka Perio implant Study) 会員・TISS(Tohoku implant study society) 主催

 

【略歴】
・2010年 国立東北大学 卒業・2010年 都内医療法人 勤務
・2013年 石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)勤務・2018年 大森沢田通り歯科・予防クリニック 開業・2025年 東京銀座A CLINIC デンタル 理事長 就任

 

銀座駅徒歩3分・東銀座駅徒歩10秒の矯正歯科・審美歯科『東京銀座A CLINIC デンタル』住所:東京都中央区銀座5丁目13-19 デュープレックス銀座タワー5/13 12階TEL:03-6264-3086

記事監修医師
菅野 友太郎 院長

菅野 友太郎 医師

A CLINIC デンタル 審美歯科 矯正歯科